【連載】SIW チームAI誕生秘話(全3回)【第1話】2026年4月、AI展示会で抱いた猛烈な違和感の正体
2026年4月、熱気に包まれた最新のAI展示会の会場で、私は一人、説明しがたい強い「違和感」を覚えていました。
会場に並ぶ最新のAIソリューションは、どれも目を見張る技術ばかりでした。しかし、どれだけ華やかなデモを見ても、私の胸に落ちてくるものがなかったのです。
会場で感じた違和感の構造
当時の展示会で提示されていたAI活用の主流は、次のようなものでした。
「一本道の作業代行」としてのAI
人間があらかじめ決めた手順(調査→執筆→確認)をなぞらせる固定的なワークフロー。
「優秀な作業員」にとどまるAI
指示されたタスクをこなすだけの便利ツールであり、自ら役割を変えたり成長したりしない構造。
プロンプトとツールの組み合わせ議論
「どう指示を出せば綺麗な回答が出るか」という、表層的な手技の追求。「何か違う。AIの本当の価値は、こんな工場ラインのような作業の置き換えではないはずだ。

直感が捉えていた未来の姿
私はその時、明確な直感を抱いていました。
AIは作業員ではなく「組織そのもの」であるべきだ
仕事の難易度や予期せぬリスクに応じて、AI自身が役割を伸縮・変態させるべきだ
人間は作業指示者ではなく、組織の理念と価値観を設計する者であるべきだ
世間が「AIに仕事をどうやらせるか(ワークフロー)」に躍起になっていた4月の段階で、私はすでにその先にある「AIが働く組織そのものをどう設計するか(AI組織OS)」というビジョンを見つめていました。この違和感こそが、のちに「SIW チームAI」を生み出す決定的な一歩となったのです。
(第2話へ続く)




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